●武芸(ぶげい) とは
「武(いくさに関わるもの)の芸であり、戦闘・格闘技術、武器・武具の使用術を言う。」
では「芸」とはどういう意味か?
芸(藝)の字を 「漢字源」(藤堂明保編 学研、刊 )で調べると、
その文字の形は、くさかんむり(植物の芽)に人が両手をさしのべた様をあらわしているらしい。
そこから”植える”の意味が本来の使い方だとわかる。
意味を広げて”
自然の素材に人の手を加える”技(わざ)やその仕事。
・・・園芸、工芸、
もっと意味を広げ技術や学問をさし示すようになってきたようだ。
・・・工芸、学芸、
つまりは
”人によって成される行為”すべてに芸の言葉があてはまるようだ。
美的なものを作り出す技術。
・・・・・芸術、や、
熟練の必要な技術(スキル)
・・・・・職人芸、
といった意味を包括して来たのだ。
こうなると、芸と言う言葉は、
芸”そのもの”に対し、そして芸を”なしうる人”に対しての、
敬意や畏れの念を含んでいる言葉と言える。
武芸という言葉も、単なる”戦闘技術”の意味から、広い意味に展開して、
「人によって作りあげられてきた”すぐれた身体操法”の伝統文化、技術をあらわす言葉である。」
と受け取れないだろうか?